おすすめ絵本『あかいありのぼうけんえんそく』

2014年9月24日

この絵本は、赤あり小学校のみんなが、先生や保護者と一緒に秋の遠足に行く途中に、次々と恐ろしい虫に出会いますが、みんなで力を合わせて頂上を目指すという楽しいお話。

内川小学校の子どもたちは「遠足なのにお弁当の場面が出てこなくて、どこで食べたのかな?」「ありは、自分より大きい虫たちをみんなで力を合わせて退治するなんてすごいな~!」と、思い思いの感想を発表してくれました。

この日は、小1から小6まで全学年で読み聞かせを行うことができ、うれしい一日となりました。読み手のみなさま、ありがとうございました。
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秋のおすすめ絵本『モチモチの木』~トチの実はこんなんです~!

2014年9月21日

誰にでも幼い頃、怖いものってありましたよね?何でもない神社が、何でもない影が、何でもないオッサンが・・・。

弱虫の豆太にとって「モチモチの木」は、雪隠に行けないほど怖いものでした。そんな気弱な少年が、じさまのために勇気をふりしぼって行動を起こすというヒューマンなストーリーと、滝平二郎の独特の切り絵ワールドがたまらない名作絵本『モチモチの木』。おはなし会でまだ読んでいないとしたら、それは頗るモッタイナイことです。

ちょうど今、モチモチの木であるトチの木には、「トチの実」がなっています!実りの秋、読書の秋、色づく秋。秋が深まってきましたね~

こちらはネイチャー取材班が撮ってきた「トチの実」です。クルミのような殻の中の殻の中に入っている黒い実。渋そうに見えるけど、あく抜きをして手をかければ美味だそうです。

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トチの実2

トチの実1

思い出の一冊~『清兵衛と瓢箪』~

2014年9月21日

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図書ボから“思い出の一書”を聞かれ、実に迷った。が、強いて一冊挙げるとなるとこれでいく。志賀直哉作『清兵衛と瓢箪』。小学六年生の頃、父から「あっという間に読み終えるから読みなさい」と薦められて読んだ短編小説。読み応えや中身はともかく、私が“読書は何ぞや”を考える契機となった一書であることは間違いない。

読後、書棚にしまおうとした時のこと。志賀直哉の『創作余談』があるのに気がついた。創作の経緯や工夫、裏話などが書かれていて、この『清兵衛と瓢箪』は、作者が尾の道から四国へ渡る汽船の中で乗客がしている話を聞き、題材に選んだとか。まるで天才作家・志賀の頭の中を覗き見させてもらえたようで、わくわくしながら読んだのを覚えている。途端に、志賀直哉に親近感を覚え、読み漁るようになった。『暗夜行路』『和解』『正義派』・・・。正直、小学六年生の私が内容を把握するわけもなく読破したとは言い難いが、寝食を忘れ没頭し、志賀直哉の本を全部読んだのは事実だ。清兵衛にとっての瓢箪は、私にとっての志賀直哉だったのかもしれない、と今更に感慨深く思うときがある。

して、“読書は何ぞや”の答えであるが、さすがに最近ではおぼろげに掴めてきているのだが、未だ言い得て妙と言える表現が見つからない。志賀なら、的確にどんぴしゃりとキレのある明答を出してくれるだろうに・・・。そんな作家たちの気持ちのいい“キレッキレの言葉”を見聞きできるのだから、読書とは快楽であることには間違いない。(Iより)

読み聞かせ「おすすめ絵本」小学生向け~『おとしぶみ』~

2014年9月14日

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ファーブル昆虫記『おとしぶみ』
作:小林清之介
絵:森上義孝
出版社:ひさかたチャイルド

自然に囲まれた校舎で、清々しい朝、内川小学校3・4年生に読み聞かせを行いました。ファーブルのおはなしは子どもたちに大人気で、ファーブルを読むと言っただけで、子どもたちは近寄って聞いてくれます。その目がキラキラしてなんともかわいい。

おとしぶみといえば、折り紙ができる昆虫。葉っぱを切ったり巻いたり、まるで葉っぱの折り紙で筒を作るように、たまごのための住処をこしらえます。この住処は、住居兼食料にもなるというから、昆虫たちの世界って、実に不思議で驚きに満ちてますよね。

ファーブルは、このおとしぶみの生態を丹念に観察したことで有名です。生物学としても、文学としても素晴らしいファーブル昆虫記を、絵本というやさしい形で、小学校低学年から高学年、中学生にも伝えていけたらいいなと思います。

【読み聞かせ対象:小学校高学年向け】
【読み聞かせ時間:約10分】

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葉っぱを切って、折って、巻いて・・・。ゆりかごを作ります。

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ゆりかごの中には、たまごが大事に一つ入っています。

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こうして見ると、本当に「落とし文」に見えますね。日本人の繊細で美しいな感性が感じられるネーミングです。
ちなみに日本はオトシブミ科の昆虫が多く見られる国で、数十種類も生息しているそうです。

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▽出版社からの内容紹介▽
あの「ファーブル昆虫記」をこどもたちに親しみやすいよう絵本化。
美しく、ちみつな絵でこどもたちの科学する心を育てます。

http://www.ehonnavi.net/

絵本『こまったさんのスパゲティ』~おはなし料理教室~

2014年9月14日

主人公のこまったさんは、料理の途中で不思議な世界の動物に出会い、スパゲティの作り方を教えてもらいます。
我が家でスパゲティといえば定番のミートソースしか知らなかった子どもの頃、この本を読んで、スパゲティがイタリア伝来の食べ物でいろんな種類があるということを私は初めて知りました。「ボンゴレってどんな味なんだろう~??」と、外国語の響きと味に想像をふくらませて、あとがきまで何度も読んだ一冊です。
料理のコツなども書いてあって、子どもと一緒に料理してみたくなる、おすすめの本です。(Nより)

『こまったさんのスパゲティ』
作/寺村輝夫・絵/岡本颯子

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読み聞かせ「おすすめ絵本」小学生向け~『くまのこうちょうせんせい』~

2014年7月12日

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絵本『くまのこうちょうせんせい』
作: こんの ひとみ
絵: いもと ようこ
出版社: 金の星社

5/29、内川図書ボランティアによる「親子読み聞かせ会」を行いました。小学1年生の保護者をお招きし、中学校の保護者から、小学校の子どもたちへの読み聞かせを実施。内川小中学校ならではの「小中併設校の良さ」を生かした取り組みになります。
この絵本は、余命三か月の校長先生の実話から生まれ、「子どもたちのいたみを分かち合うのが、大人の役目」という視点で描かれた傑作です。子どもたちは最後までじっくりと聞いてくれ、あたたかなおはなし会となりました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

26年度 親子読み聞かせ会

【読み聞かせ対象:小学校低学年向け】
【読み聞かせ時間:約8分】

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▽出版社からの内容紹介▽
NHKスペシャル、AERA、朝日新聞が特集!
「命の授業」を続けた校長先生を絵本化!
熱い感動があなたの心にあふれます!
シンガーソングライター・こんのひとみ&人気絵本作家・いもとようこの顔合わせで贈ります!

末期ガンと宣告されながら弱り行く自分の姿を子どもたちにありのままに見せ、命の尊さ、生きる意味を教え続けた神奈川県茅ヶ崎市の浜之郷小学校の校長・大瀬敏昭さん。
「命の授業」と呼ばれた授業の様子や、学校を変えて行く姿は多くのマスコミで紹介されました。しかし残念ながら2004年1月3日、大瀬先生はついにその命の火を消しました。
「多くの子どもたちに『命の授業』を受けてほしい・・・。」浜之郷小学校で出前コンサートを開いて以来、大瀬先生と交流のあったシンガーソングライター・こんのひとみと、絵本作家・いもとようこが大瀬先生の思いを1冊の絵本にしました。

http://www.ehonnavi.net/

読み聞かせ「おすすめ絵本」小学生向け~『歯がぬけた』~

2014年6月27日

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絵本『歯がぬけた』
作:中川ひろたか
絵:大島 妙子
出版社:PHP研究所

歯の生え変わり時期や、歯科健診のシーズンにおすすめの楽しい絵本です。
歯が抜けたところにストローを差し込んでジュースを飲む。そんな面白い場面では、子どもたちが大笑い!教室中に笑い声が響きました。

【読み聞かせ対象:小学校低学年向け】
【読み聞かせ時間:約7分】

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▽出版社からの内容紹介▽

内容:歯が抜けた喜びや、歯にまつわるおもしろいお話などを盛り込んだ、ユニークな絵本。歯が生え変わる年齢の子どもにピッタリの一冊。

解説:歯がぬける、歯が生え変わるということをテーマに描いた絵本。
 ごはんを食べていたら歯がぬけた。前からぐらぐらしていたんだけど、ついにぬけた! 歯が抜けたところにコーンを挟んでみたり、ストローを入れてジュースを飲んだりしてみた。ところで、この歯どうしようかな? お母さんが小さい時は、歯が抜けたら下の歯は屋根の上に、上の歯はえんの下に捨ててたんだって。外国では、ぬけた歯をまくらもとに置いておくと、朝起きた時、妖精がコインにかえてくれてるんだってさ。
 家庭訪問に来た先生にも抜けた歯を見せてあげた。「おもしろいコレクションだね」だって。そこで、ぼくはいいことを思いついた! 自分の歯をとっておいて、おじいさんになったとき、この歯で入れ歯をつくるっていうんだけど、どうかなぁ。このアイディア。
http://www.ehonnavi.net/

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このブログについて

こちらは、図書ボランティアたんぽぽが綴る「内川!魅力発信ブログ」です。金沢にある自然豊かな山あいの里・内川から、内川のオモシロイを、心地いいカントリー感とともにお届けします。
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図書ボランティアたんぽぽは、金沢市立内川小中学校を拠点にさまざまな読書活動をしている図書グループです。
連絡先:内川図書ボランティアたんぽぽ広報係
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