山の幸~むかご~
2014年9月24日●
むかごを塩ゆでして食べてみました。
豆のような、芋のような味わいです。空豆に似た食感と言えばよいかな・・・
噛んでいくと、少しねっとり感もありました。
枝豆を食べる時のように、ちまちまと頂いても良さそうですし、
ひさちゃんの言うようにご飯に炊きこんでも、季節感が出そうですね。
いろいろとアレンジできる食材です。(そうちゃん談)
秋の季語:零余子飯(むかごめし)
『PaPaのパン屋』のクリームパン、絶品!!
2014年9月21日●
最近、話題のパン屋さんといえば、金沢市別所町にある『PaPaのパン屋』さん。都会の喧騒から離れ、自然豊かな内川に佇む、ちょっと隠れ家的な雰囲気がわくわくします。売り場には蕎麦パン、ライ麦パン、オレンジピールパンなど食欲をそそるパンが勢ぞろい。蕎麦パンは蕎麦の風味がふわっとしててクルミ入りなのがうれしい。ライ麦パンはドライフルーツがアクセントになってとってもヘルシーです。
秋空の下、開放感いっぱいのオープンテラスで、里山の風を感じながらパンとコーヒーをいただく。なんとも贅沢ではありませんか~!
みなさんも一度、のぞいてみてはいかが?特にクリームパンのクリームが美味しいのなんの!一度食べたら忘れられない味です!さっぱりとしたトマトパンはお子様にオススメ。南国気分が味わえるマンゴージュースもあるよ~!
広いオープンテラスではのんびり~。新鮮野菜もあるのかしら?大人から子どもまで楽しめるパン屋さん。
右から「大将」「マスター」「パパ」。みなさんの優しいお人柄にふれることができます。
ホットコーヒー250円。アイスコーヒー300円。良質新鮮な挽きたてコーヒーがリーズナブルに味わえちゃう!
秋のおすすめ絵本『モチモチの木』~トチの実はこんなんです~!
2014年9月21日●
誰にでも幼い頃、怖いものってありましたよね?何でもない神社が、何でもない影が、何でもないオッサンが・・・。
弱虫の豆太にとって「モチモチの木」は、雪隠に行けないほど怖いものでした。そんな気弱な少年が、じさまのために勇気をふりしぼって行動を起こすというヒューマンなストーリーと、滝平二郎の独特の切り絵ワールドがたまらない名作絵本『モチモチの木』。おはなし会でまだ読んでいないとしたら、それは頗るモッタイナイことです。
ちょうど今、モチモチの木であるトチの木には、「トチの実」がなっています!実りの秋、読書の秋、色づく秋。秋が深まってきましたね~
こちらはネイチャー取材班が撮ってきた「トチの実」です。クルミのような殻の中の殻の中に入っている黒い実。渋そうに見えるけど、あく抜きをして手をかければ美味だそうです。
思い出の一冊~『清兵衛と瓢箪』~
2014年9月21日●
図書ボから“思い出の一書”を聞かれ、実に迷った。が、強いて一冊挙げるとなるとこれでいく。志賀直哉作『清兵衛と瓢箪』。小学六年生の頃、父から「あっという間に読み終えるから読みなさい」と薦められて読んだ短編小説。読み応えや中身はともかく、私が“読書は何ぞや”を考える契機となった一書であることは間違いない。
読後、書棚にしまおうとした時のこと。志賀直哉の『創作余談』があるのに気がついた。創作の経緯や工夫、裏話などが書かれていて、この『清兵衛と瓢箪』は、作者が尾の道から四国へ渡る汽船の中で乗客がしている話を聞き、題材に選んだとか。まるで天才作家・志賀の頭の中を覗き見させてもらえたようで、わくわくしながら読んだのを覚えている。途端に、志賀直哉に親近感を覚え、読み漁るようになった。『暗夜行路』『和解』『正義派』・・・。正直、小学六年生の私が内容を把握するわけもなく読破したとは言い難いが、寝食を忘れ没頭し、志賀直哉の本を全部読んだのは事実だ。清兵衛にとっての瓢箪は、私にとっての志賀直哉だったのかもしれない、と今更に感慨深く思うときがある。
して、“読書は何ぞや”の答えであるが、さすがに最近ではおぼろげに掴めてきているのだが、未だ言い得て妙と言える表現が見つからない。志賀なら、的確にどんぴしゃりとキレのある明答を出してくれるだろうに・・・。そんな作家たちの気持ちのいい“キレッキレの言葉”を見聞きできるのだから、読書とは快楽であることには間違いない。(Iより)
内川の秋花~素朴がかわいい水引草(ミズヒキ)~
2014年9月18日●
お祝儀袋や結納で登場する「水引」は、金沢の伝統工芸の一つ。慶事を、より一層盛り上げてくれるアイテムですよね。
その紅白の水引きから名付けられたという「水引草」が、秋の内川に咲き始めました~!上から見ると赤くて、下から見ると白く見える小花は、本物の水引みたい。
お散歩中に見つけて写真を撮ってくれたのは、物知り博士のひさちゃん。華道を嗜むひさちゃんらしく、茶花でよく使われるこの水引草に目が留まったご様子。ついでに正岡子規の句も教えてくれたのでご紹介。
『かひなしや 水引草の 花ざかり』正岡子規
移ろいゆく秋の物悲しさを詠んだのでしょうか?ひさちゃ~ん、意味も教えてね~(笑)
水引草:タデ科の多年草
今冬の積雪量が気になるあなたへ
2014年9月16日●
ズバリ!今年の雪は、少なめです!
これは、内川の昆虫博士ことそうちゃんが出した予報。信じるか信じないかはあなたのご自由(笑)
ほら、カマキリのたまごが、昨年と同じぐらいの位置(地面から約30cm)にあります。昨年の積雪は例年に比べ少なかったので、今年も少ないというわけ。
カマキリのたまごと積雪量の関係。カマキリは賢くて、雪に埋もれない位置に産卵する本能があると言われています。諸説ありますが、4年連続で大当たりしてるそうちゃんの予報には注目したいですね~。
そろそろウィンタースポーツの準備をしている人へ送る、自然から推測する積雪予報。金沢市内川からお届けしました~!
読み聞かせ「おすすめ絵本」小学生向け~『おとしぶみ』~
2014年9月14日●
ファーブル昆虫記『おとしぶみ』
作:小林清之介
絵:森上義孝
出版社:ひさかたチャイルド
自然に囲まれた校舎で、清々しい朝、内川小学校3・4年生に読み聞かせを行いました。ファーブルのおはなしは子どもたちに大人気で、ファーブルを読むと言っただけで、子どもたちは近寄って聞いてくれます。その目がキラキラしてなんともかわいい。
おとしぶみといえば、折り紙ができる昆虫。葉っぱを切ったり巻いたり、まるで葉っぱの折り紙で筒を作るように、たまごのための住処をこしらえます。この住処は、住居兼食料にもなるというから、昆虫たちの世界って、実に不思議で驚きに満ちてますよね。
ファーブルは、このおとしぶみの生態を丹念に観察したことで有名です。生物学としても、文学としても素晴らしいファーブル昆虫記を、絵本というやさしい形で、小学校低学年から高学年、中学生にも伝えていけたらいいなと思います。
【読み聞かせ対象:小学校高学年向け】
【読み聞かせ時間:約10分】
葉っぱを切って、折って、巻いて・・・。ゆりかごを作ります。
ゆりかごの中には、たまごが大事に一つ入っています。
こうして見ると、本当に「落とし文」に見えますね。日本人の繊細で美しいな感性が感じられるネーミングです。
ちなみに日本はオトシブミ科の昆虫が多く見られる国で、数十種類も生息しているそうです。
▽出版社からの内容紹介▽
あの「ファーブル昆虫記」をこどもたちに親しみやすいよう絵本化。
美しく、ちみつな絵でこどもたちの科学する心を育てます。