打ち合わせ in 湯涌~やさしい茅に囲まれて~
2014年6月28日●
5/24、石川県茅葺き文化研究会さんとの打ち合わせがありました。
ご指導いただきましたのむさんをはじめ、ご協力いただきましたみなさま、ありがとうございました!
茅の美しさとやさしさに触れ、心の中がほんわり。
もっと、もっと、茅葺き文化を知りたい!
そう思える打ち合わせになりましたこと、うれしいかぎりです。
今後ともよろしくお願いします!
本日は、湯涌にある茅ストック小屋にお邪魔しました。
「茅葺きは、屋根の職人だけにスポットライトが当たりがちだけど、茅葺屋根のメンテナンスを軸として、地域で茅場という茅を育てる場所の手入れをし、それを秋に地域総出で刈り取り、ひと冬のあいだ乾燥させ、翌年に屋根葺き材料用に加工し、屋根を葺き替えるという、一連のサイクルや人間同士の協力がないと成り立たない文化なんです」
「私たちの活動は、『茅葺き文化を守る』までの大きいことはできないかもしれないけど、そういう文化の存在を知っていってもらいたいという思いで活動しているんです」
と話しておられました。
葺き替え終わった後の古い茅は、地元の方が大喜びで持ち帰る(堆肥などに最適らしい)ことも興味深い話でした。
地域によっては、引き取り手がいない古い茅もあるそうですが、そんな場合も山の持ち主の承諾を得て、山中に廃棄することもあるそうです。
それでも、山の木々の落ち葉と同じようなものなので、環境に負担を与えないことなども話してくれました(打ち合わせメモより)。